せんだい保育室連絡会からのお知らせ

2007/10/19

緊急報告 署名数 14087名・保護者の声33名分!仙台市へ提出

“こどもをせんだい保育室に通わせている保護者”が中心になって行なっていた「多子軽減と所得に応じた保育料の設定を求める」署名運動が一応終結し、集まった署名を10月19日、市に提出してきました。

上杉分庁舎6Fの会議室には仙台市の奥山副市長、子供未来局長をはじめとし、少子化問題に詳しい議会の皆さん、せんだい保育室の保護者の皆さん、それにせんだい保育室連絡会のメンバーが集り、保護者の安藤さんがずっしりと重い署名用紙(14087名分)と、保護者の思いをつづった文33名分を副市長に手渡しました。

席上、保護者の方たちは保育料の給料に占める割合が大きいこと、子育て世代が安心して働くことのできる環境をととのえてほしいなどと訴え、議員の方たちからも保育という視点からみれば、こどもはみんな平等、多子軽減制度の適用を望むという意見がだされました。

これに対し奥山副市長は、保護者が忙しい中多数の署名を集めた努力に敬意をあらわし、保護者の生の声を聴く機会を与えられたことをよろこばしく思う旨を話されました。
ご自分の子育て経験から共感する部分が多々あったこと、今はまだせんだい保育室をよりよい制度にする途上にあるということ、保護者の経済的負担の軽減を考えてはいるが、その一方で全面的に要求を認めていくことのむずかしさへの理解を求めました。

署名運動は終わったものの、結果のでるのはまだ先です。保護者の皆さんの生の声を聞き、この署名の重さを感じて、行政に反映する度量を仙台市に望みたいと思います。最後に署名運動に参加して下さった皆様に心から感謝申し上げます。

せんだい保育室連絡会事務局 伊藤

ラベル:

2007/10/16

保護者の声 その3

仙台市長 梅原 克彦様

せんだい保育室にも「多子軽減制度」適応を!!

私は現在育児休暇中で、11月より職場復帰を予定しています。今は4歳の次男がせんだい保育室にお世話になっています。復帰後は8ヶ月の長女も預かっていただく予定です。

今の保育園は、小規模ならではの家庭的雰囲気に満ち、様々な面で臨機応変に肌理細やかな対応をしていただいているので、とても感謝しています。子供も毎日楽しく通園しています。また、せんだい保育室に認定されてからは、保育料金の軽減もあり大変助かっています。

数ヶ月前、保育園から「今年度より多子軽減制度が認可園に適応される」という報告がありました。仮に、今お世話になっているせんだい保育室にも適応されるならば我が家の場合、月に1万3000円保育料金が安くなります。

私は近くに頼れる実家もなく、子どもの病気などで欠勤せざるを得ないことが今までも度々ありました。パート勤務なので欠勤した分はもちろん収入がなく、毎月の給与にも波があります。ただでさえ、月の給与に占める保育料金の負担は大きいものです。このような現状にあっての、月1万3000円という金額はとても重みのある金額です。

昨年、保育料金のことも含め認可園入所について、問い合わせをしました。しかし出産予定の子供の申し込みはできないとのことでした。また、仙台市の場合、途中入所は困難という現実もあります。

今回のことを通じて、せんだい保育室は私たちのような事情やその他、何らかの理由で認可園に受け入れられなかった人達の受け皿にもなっているのだな…と改めて実感しました。このようにせんだい保育室が、仙台市の保育園事情を少しでも緩和するためにできたすばらしい制度であるならば、可能な限り認可園と条件を同等にしていただくことはできないものでしょうか?

実際、子育てをしながら働くことは精神的にも肉体的にも大変なことです。しかし、親にとって『子供はかけがえのない宝』です。仕事も続けながら、子供を複数人持ちたいと願う女性は多いと思います。「少子化」と言われる今の時代にあって、それは大きな社会貢献にもなるのではないでしょうか?

このように、子育てをしながら働く私達のために、そしてこれから仕事と子育てを両立したいと考えている女性のために、保育環境の整備、経済的負担の軽減を切に願うばかりです。
どうか今回認可園で適応された「多子軽減制度」をせんだい保育室にも適応してくださいますように宜しくお願い致します。

平成19年8月28日  宮城野区 にこにこハウス保護者

ラベル:

2007/10/05

保護者の声 その2

仙台市長  梅原 克彦様

我が家には、4歳と2歳の女の子がおります。2人とも、宮城野区の『せんだい保育室』に通っています。

上の子が産まれ、母親が1年半の育児休暇を頂き、職場復帰のため保育所入所の申し込みに行くと、区役所の窓口で待機児童の状況を見せられ、「待機児童がいっぱいいるので、年度途中の入所は難しい。近くのせんだい保育室をあたってみて。」と申し込みの時点で話されました。仕事に復帰できるのかと不安になり、認可保育園に入るのがこんなにも大変なことなのかと思い知らされ、また、共働きで子育てをしていくことの大変さも実感しました。
それから、あせって保育所探しを始めましたが、家から近い『せんだい保育室』に電話をかけたところ、「いつでも見学にいらしてください。お母さんも赤ちゃんもお元気ですか?」と、園長先生が話してくださいました。まだ入所も決めていないのに、私たち親子に温かい言葉をかけて頂き、私も仕事復帰できるかも・・・とホッと胸をなであろし、心が温かくなったことを覚えています。

現在は、この保育園に2人の子どもがお世話になっております。小さな保育園ですが、小集団ならではのことも多く、0歳から6歳までの子どもたちが、みんな仲良く、時には喧嘩もしながら、兄弟のように生活しています。核家族化、少子化などと騒がれておりますが、この園では異年齢の子ども同士の交流も多く、年下の子には優しく接したり、できないことを手伝ってあげたりと、他人を思いやる心が自然と育まれる環境にあります。

先生方も、担任クラス以外の子どもたちのことも、しっかりと把握して下さり、子ども1人1人のペースに合わせて接して頂けるので、安心して預けています。子どもも親も先生全員の顔と名前が分かるので、送迎時の子どもの状況の引継ぎもスムーズですし、子どももどの先生にも慣れているので安心です。残業のある時は、夕食も食べさせてくれるので、働く親にとっては大変心強い保育園です。

3歳頃までは、こちらの保育園のような小集団で“ゆったりじっくり”見てもらいたいという思いもあり、ずっとお世話になっております。お蔭様で、二人とも毎日楽しく保育園に通い、元気にすくすくと成長しています。

このように、『せんだい保育室』は認可園ではできないようなきめ細かい保育サービスを提供していただけるので、認可園に入るまでの通過施設としてではなく、自ら選んで子どもを預けている保護者の方も多いと思います。認可園では手の届かないところを、しっかりフォローしてくれているのが『せんだい保育室』であり、仙台市の働く親をどれだけ助けてくれていることか。

同じ仙台市民なのに『認可園』と『せんだい保育室』で保育料の格差があるということは、不平等さを感じざるを得ません。『せんだい保育室』は待機児童の解消や保育サービスの質の向上などを理由に、市独自の基準を設けて設置されているとのことですが、それならば『認可園』も『せんだい保育室』も同等なのではないでしょうか?

仙台市では、緊急少子化対策「子育て支援アクションプログラム」を掲げ、そのなかで“経済的支援”が大きな柱となっているようですが、ぜひとも『せんだい保育室』も所得割適用、ならびに多子軽減制度を認可保育園と同様にしていただきたいと思います。
「子育てしやすい仙台市」になることを願っておりますので、子育て真っ最中の親の声にも耳を傾けてください!!よろしくお願いいたします。
  
宮城野区 光ヶ丘保育園  保護者

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