せんだい保育室連絡会からのお知らせ

2007/10/05

保護者の声 その2

仙台市長  梅原 克彦様

我が家には、4歳と2歳の女の子がおります。2人とも、宮城野区の『せんだい保育室』に通っています。

上の子が産まれ、母親が1年半の育児休暇を頂き、職場復帰のため保育所入所の申し込みに行くと、区役所の窓口で待機児童の状況を見せられ、「待機児童がいっぱいいるので、年度途中の入所は難しい。近くのせんだい保育室をあたってみて。」と申し込みの時点で話されました。仕事に復帰できるのかと不安になり、認可保育園に入るのがこんなにも大変なことなのかと思い知らされ、また、共働きで子育てをしていくことの大変さも実感しました。
それから、あせって保育所探しを始めましたが、家から近い『せんだい保育室』に電話をかけたところ、「いつでも見学にいらしてください。お母さんも赤ちゃんもお元気ですか?」と、園長先生が話してくださいました。まだ入所も決めていないのに、私たち親子に温かい言葉をかけて頂き、私も仕事復帰できるかも・・・とホッと胸をなであろし、心が温かくなったことを覚えています。

現在は、この保育園に2人の子どもがお世話になっております。小さな保育園ですが、小集団ならではのことも多く、0歳から6歳までの子どもたちが、みんな仲良く、時には喧嘩もしながら、兄弟のように生活しています。核家族化、少子化などと騒がれておりますが、この園では異年齢の子ども同士の交流も多く、年下の子には優しく接したり、できないことを手伝ってあげたりと、他人を思いやる心が自然と育まれる環境にあります。

先生方も、担任クラス以外の子どもたちのことも、しっかりと把握して下さり、子ども1人1人のペースに合わせて接して頂けるので、安心して預けています。子どもも親も先生全員の顔と名前が分かるので、送迎時の子どもの状況の引継ぎもスムーズですし、子どももどの先生にも慣れているので安心です。残業のある時は、夕食も食べさせてくれるので、働く親にとっては大変心強い保育園です。

3歳頃までは、こちらの保育園のような小集団で“ゆったりじっくり”見てもらいたいという思いもあり、ずっとお世話になっております。お蔭様で、二人とも毎日楽しく保育園に通い、元気にすくすくと成長しています。

このように、『せんだい保育室』は認可園ではできないようなきめ細かい保育サービスを提供していただけるので、認可園に入るまでの通過施設としてではなく、自ら選んで子どもを預けている保護者の方も多いと思います。認可園では手の届かないところを、しっかりフォローしてくれているのが『せんだい保育室』であり、仙台市の働く親をどれだけ助けてくれていることか。

同じ仙台市民なのに『認可園』と『せんだい保育室』で保育料の格差があるということは、不平等さを感じざるを得ません。『せんだい保育室』は待機児童の解消や保育サービスの質の向上などを理由に、市独自の基準を設けて設置されているとのことですが、それならば『認可園』も『せんだい保育室』も同等なのではないでしょうか?

仙台市では、緊急少子化対策「子育て支援アクションプログラム」を掲げ、そのなかで“経済的支援”が大きな柱となっているようですが、ぜひとも『せんだい保育室』も所得割適用、ならびに多子軽減制度を認可保育園と同様にしていただきたいと思います。
「子育てしやすい仙台市」になることを願っておりますので、子育て真っ最中の親の声にも耳を傾けてください!!よろしくお願いいたします。
  
宮城野区 光ヶ丘保育園  保護者

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