せんだい保育室連絡会からのお知らせ

2013/02/18

奥山仙台市長との懇談会報告

年1回、恒例となった仙台市長との懇談会が131日に開かれた。新制度移行に向けて不安を抱えるせんだい保育室なので、今回の懇談会の内容も新制度関連のものとなった。
議題は次の通り
1.       市長の新制度に対するビジョンについて
2.       子育て会議に対する考え方について
3.       新制度に対する各園の不安について
   小規模保育施設になった場合の、入所年齢制限に対する不安
   2子、3子など、兄弟で入所可能だったがこれからどうなるのかという保護者の不安。
   面積基準が現在のせんだい保育の基準より広くなった場合の不安
   宮城県以外の大手企業参入にたいする不安

奥山市長からは、「政権交代の影響がどうでるかわからないが、安心移行のために相談しながらすすめていきたい。国の政策が必ずしも地方の状況と一致しないので、どのようにしたら合うようになるか、相談し、調整していく。今まで国費が充当されなかったところに、国費が入るようになるというのは、いままでの主張が受け入れられたということで良かったのではないか。子育て会議はかなり幅広い分野にかかわり、メンバーが限られてくるので、関係団体からのヒアリングの場も考えていきたい」などという話があった。
新制度に対する不安にたいしては、主に保育指導課の佐藤課長から回答があった。
全体的には、早期の情報入手で運営がやりやすいようにしていく。地方現状にあうよう努力していくというはなしがあったが、面積に関しては条例で定められた基準で運用していく(但し、小規模保育施設についてはまだ決定されていない)。これからは直接契約ではなく市の調整、斡旋というかたちになるので、今までの入所形態は難しい。02歳児のための小規模保育施設で、3歳以上児の行き場がなくなることのないよう移行期間を長くして、受け皿をつくる。例えば幼稚園の預り保育、認定こども園の拡充などをかんがえている。又、県外からの新規参入を断つのは難しいなどの回答があった。
話し合いをしたいことはたくさんあったが、短時間でもあり、もう少し時間があればもっと有意義な会になったと思う。又、せんだい保育室からの移行について、より厳しい基準を越えなければいけないことを実感したが、市長と直に話をする機会は貴重なものだと思う。これから様々な変化を受け入れていかなければならないせんだい保育室にとって、それぞれの立場を理解し、信頼関係を保つ話合いが、このような形でおこなわれていくことに感謝をしたいと思う。

文責 伊藤

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