せんだい保育室連絡会からのお知らせ

2006/04/01

市長との意見交換会報告

3月28日(火)、かねて申し入れをしていた梅原市長との意見交換会が開かれました。市長就任前、連絡会役員に届いた“市長になったらぜひ現場の声を聞く機会をもちたい”という手紙が、7ヶ月ぶりに実現したわけです。
会は、市長を始め保育課から3名、連絡会側は役員、保護者等13名の出席で和やかに始まりました。

小児科医で認可外保育施設を長く続けておられた母上のもとで自らも子供の世話をした経験をもつという梅原市長は認可外保育施設の経営の大変さに理解を示しながらも、厳しい財政状況の中で貴重な税金を有効に活用していくにはどうしたらいいか悩んでいる、ということを率直に語りました。

連絡会側では
①せんだい保育室の位置づけについて
②所得に応じた保育料設定について
という2つの問題を仙台市に投げかけ、社会状況が変化する中でせんだい保育室の存続に関する不安や、保育料の格差によって生じる保護者の負担の軽減を訴えました。

はじめ1時間の予定だった話し合いは2時間以上にも及び、“よし、まかせておけ!”という市長からの力強い言葉はなかったものの「所得割による保育料」は今後も検討課題にしていくこと、市長がせんだい保育室を見学するという2点を実行可能な約束としていただきました。
もしも所得割による保育料が実現すれば(因みに仙台市の場合三億かかるそうです)これは画期的なことです。

色々むずかしい問題はありますが、ことに低所得の人、若い親達にとっては朗報になります。少子化対策のひとつとしても有効なのではないでしょうか。

さて、③としてあげた今後継続的に市長との話し合いの場をつくってほしいという要望に対しては、市長としての仕事の多さをあげて、約束することはできない、との答が返ってきました。
連絡会では、現場の生の声をじかに市長に伝えることが大切だと考えています。今回の会がただ1度のイベントで終ることなく今後も機会をつくって開かれた市政を示していただきたいと思います。

今回、忙しい中話し合いの場を設けて下さった市長、保育課の方々に感謝いたします。
文責 おひさま原っぱ保育園 伊藤

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