せんだい保育室連絡会からのお知らせ

2006/09/13

川口市保育視察に参加して

視察日:平成18年8月31日

早朝より準備して心待ちにしていた視察の日、今年は例年より猛暑の続いている日本列島を仙台より南へ・・・どんなにか暑いのではと思いつつ出かけましたが、しのぎやすい最高の一日でした。
議員さんと同行とのことで先方の手厚い応対に私たち一行は心から感謝しました。

説明してくださった行政(保育課)の方々はみなさんとても穏やかでにこやかでした。仙台のように「認可外施設」と見られがちな感がなく、気持ちよく質問等が出来たように思います。

保育園の所得割が川口市では早くから取り入れられていたのにはビックリしました。行政側も助成金が低い現状を認めており、また議員さんも近々見直しされるという明るい見通しを示されましたので、今後の動向を見守っていきたいと思います。

財政が厳しいからこそ、行政が市内の認可外施設を利用しながら一緒に考え、小さな保育施設の事情をよく理解したうえで緩和策をとってくれることから「市民の子供を見てもらう」という姿勢が窺えました。これは、仙台市と大きく違うところだと思います。

公立や認可園では見えない部分が、私たち認可外施設は保護者から伝わってくることが多々あります。少子化が深刻な問題になっている現代は、子育てしにくい世の中になっています。いま、生きる希望や喜びを持てる子供たちを育てるためには、私たち現場の声をもっともっと行政に届けなくてはならない――そう痛感しました。

これからも“子供たちのために”ということを忘れず、連絡会の皆さんと団結して勉強させていただきながら活動していくことが大事だと思いました。そうすれば行政をも動かせる力が必ずや生み出せると信じて、今後も活動に参加させていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

こどもの国 森のプーさん保育園  阿部 良子

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