せんだい保育室連絡会からのお知らせ

2010/11/17

市長とせんだい保育室連絡会との懇談会

                           2010・11・10
                           於 市役所3f
出席 仙台市 奥山市長以下5名、せんだい保育室連絡会 9名
 市長就任後、せんだい保育室連絡会との初の懇談会となった今回、連絡会では、1.国の方針が見えてこない中、政令指定都市としての仙台が、現在どういう考えをもっているのか、をまず問いたいと考えた。更に市長として、2.せんだい保育室をどのように考えていくのか、と云う当初からの課題、3.今年度から始まった保育料負担軽減制度、4.途中入所問題、主にこの4点について市側の考えを聞く場になった。
                       Q(連絡会)  A(仙台市)
1.Q。子ども子育て新システムについてわかる範囲でおしえてほしい。
  A。10年後、子ども園というものが立ち上がる、というはなしがある。発想はすばらしいが、認可保育所と幼稚園のふたつしかないという前提で、話がすすめられている。仙台市では、せんだい保育室の話もしているが、数が少ないということもあり、国の答えをもらうに至っていない。果たしている役割が大きいということを、国にもしっかり伝えていかなければならないが、自治体だけの動きでは足りないので、せんだい保育室としての声も届けていかなければならないのではないか、とおもっている。
  Q。市長の気持ちが伝わってきて嬉しい。私たちも動いていかなければならないと思っていた。
  A。国に対してあらためて教えていかなければならない、というのはどんなものだろうかとはおもうが、認可、幼稚園のみではない、ということをみすえて論議をすすめていかなければならない。
  Q。認可保育園、保育ママなど、全体の予算を、自治体が宰領していくというはなしだが・・・?
  A。話としてでたことはあるが、いまのところ変革は一切ない。
2.Q。今後、市長としてせんだい保育室をどのようにかんがえていかれるのか?
  A。低年齢児を受け入れ、少人数であたたかい保育をしていただいている、ということにたいしてその役割を認め、感謝している。今後も一緒に考えていきたい、とおもっている。
  A。せんだい保育室、認可保育園、利用者がどちらでも選ぶことができるようになればいい、と思っている。
3.Q。保育料負担軽減制度が始まり、とても助かっている。今年度、育休明け等で対象になった人たちが、1年間働いたことにより、来年度、わずかに限度額を超える可能性が出てくるようだ。未満児の保護者では、保育料がもとに戻ることにより、負担がより大きくなったと感じるのではないだろうか。保育料が上がるから、認可に移る、というはなしもきこえてくる、7万2千円の枠をもうすこしひろげるということはできないのだろうか。
  A。未就学児の半数をカバーできるようにという考えではじめた制度。既得権として来年度も、ということにはならないと思う。1年にもならないうちに、改定のはなしをされても・・・もう少し様子をみさせてほしい。
  A。新しい制度をはじめれば、それぞれ新しい問題がおこる。現場の声を聞きながら考えていこうと思っている。
4.Q。途中入所の子を受け入れるというのが、せんだい保育室の特色でもあると思うが、年度はじめは人数が少ないので、職員を確保しておくのが大変だ。このことについてはどう考えていられるか?
  A。以前から現状は聞いて、大変さはよくわかっている。市としても年度はじめから多く入所できるよう、PRなどを行っている。入る側が便利なように保育料負担軽減なども取り入れている、なかなか決定打はないが・・・
  A。保育料の負担軽減のせいかどうかわからないが、前年度に比べて入所率が2%あがっている。
5.その他
  Q。3,4才児になった時、認可園にうつることができないのでは、という心配から1,2才で、認可に流れる、ということがあった。4才児がいくつもの認可園から断られる、ということが現にあったので、不安を助長したということもあるとおもうが・・・。
  A。4,5才では考えられないことだ。空いている認可園もあるので、ここでなければ、とよほど限定しないかぎり入れるはずだ。

 今回は、奥山市長のほかにも子供未来局長、保育部長、保育指導課長など、保育行政に携さわる方々が集まってくださった。現場の声を伝え、共通理解を持っていただくために、良い場が与えられたことを感謝している。正味45分という短時間でもあり、思いを伝えきれない部分がまだ沢山あるが、これからもこういう機会を多くつくって、保護者の声、保育の現場の声を聞いていただきたいと願っている。
                         文責 連絡会事務局 伊藤

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