『 仙台市長 奥山恵美子様
仙台も秋が深まってまいりました。日頃から大変お世話になっております。
さて、就任前のお約束通り、懇談(11/10)の機会を作っていただき感謝いたします。今年度は、未満児の保育料軽減措置が実施され、所得の低い家庭にとって大きな助けになっているということにも、あわせて感謝申し上げます。
現在、せんだい保育室のおかれている状況は、いままでにないほど厳しいものがあります。たとえば、子ども・子育て新システム案が出されるなど、保育環境の転換期にあって、国、自治体、それぞれの方針がみえてこない中、保育施設の先行きにたいする不安をぬぐいさることができません。
市長さんは新聞のインタビューに対し、ゆとり、あるいは、地域に根ざした、という、まさにせんだい保育室そのものの言葉を述べておられました。今後、せんだい保育室をどのような位置づけで考えていかれるのか、また私どもがめざしているゆとりある保育、地域に根ざした保育を維持し、働く保護者を支えながら、保育の質を向上させていくためにはどうすべきとお考えなのか、ご意見を伺いたいと思います。
認可保育園の受け皿的な存在として見られがちなせんだい保育室ですが、せんだい保育室の特色である、個性的で家庭的な保育に惹かれて入園を希望する保護者も多い、という事実があります。せんだい保育室に預けている家庭の負担が、認可と同程度に引き下げられるなど、経済的な面での支援があれば、保護者は自分たちの希望する園を選び、安心して働くことが出来ます。
こどもの育ちを考えた場合、小規模園のよさは多くが認めるところです。せんだい保育室をもっと活用し、待機児童の解消の一端につなげていただくと共に、仙台市独自のこの制度を守り育てていただきますよう、切に希望いたします。
2010.10.28
せんだい保育室連絡会
会長 四釜 清仁
副会長 平間 恵子
加納 由紀子
ほか 会員一同 』
せんだい保育室連絡会事務局 貝原
ラベル: 連絡会からのお知らせ