連絡会の役員一同、要望書を手にはりきって出向いたのは勿論です。要望書をお渡しし、お話しする時間をとっていただいたのですが、何となくかみあわない!認可と認可外、ふたつのほかに、自治体の認定した、例えば「せんだい保育室」のような認可外保育所の存在があるということを国はきちんと認識していないな、というのをまず感じました。
まぁ仕方がないといえば仕方がないかもしれません。でも、施策をするときには机上の理論だけでは困るので、色々な情報を集め、現場の声を聞いていかなければせっかくの政策が生きてきません。少子化対策も、待機児童対策も、そうなんだと思います。もっと柔軟にみてほしいですね。
どう言えばいいのかわからず、いつになく口数の少ない連絡会の面々にかわり、説明役をかって出、適切な提案をしてくださった議員のみなさん、ありがとうございました。忙しい時間を割いて、会ってくださった渡辺副大臣、これからもご尽力をお願いします。
きょうはありがとうございました。
せんだい保育室連絡会 伊藤
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以下、要望書です。
平成21年3月22日
厚生労働副大臣
渡辺 孝男様
仙台市認定せんだい保育室
せんだい保育室連絡会 代表 四釜 清仁
「認可外保育施設指導監査基準を満たす
認可外保育園に関する補助を求める要望書」
現在の経済状態悪化の中で、働かざるを得ない親が増えているのも一因と思われますが、全国的に都市部での認可保育所に入ることの出来ない待機児童が増加しています。
今回、待機児童対策のひとつとして、自治体の認可を受けていない保育所に対して、一定の基準をみたせば国などから補助金を出し、保育所の整備補助を実施する旨が厚生労働省・社会保障審議会少子化対策特別部会から発表されました。
仙台市では、市独自の基準を儲け、その基準をすべて充たしている民間の保育園を「せんだい保育室」として認定しています。A型とB型があり、62の施設が認定を受けています(2009年4月)。このうち、せんだい保育室連絡会には38施設が加盟し、こどもの健全育成、保育の質の向上を目的に色々な活動に取り組んでいます。
これまで仙台市単独での事業として、さまざまなご配慮をいただいておりますが、自治体の単独事業には限界があり、認可保育園に適用されている保護者の所得による保育料の減免はせんだい保育室には適用されておりません。保護者にとって保育料の安いところに入所させたい、というのは当然のことです。家庭的なせんだい保育室に入所させたいと思っても保育料が壁になっているというのが現状です。
私たちせんだい保育室連絡会として、下記の項目について国へ要望させていただきますので、なにとぞご理解と実現にむけてのご努力をお願い申し上げます。
< 記 >
一、各地方自治体が地方単独認定している保育施策について、児童福祉法に基づく保育所として国からの財政措置が反映できるようにしてください
二、共働き家庭、一人親家庭が増加しています。保育所に入所させたい保護者に対して経済的支援をしてください
三、待機児童が増加している地方自治体に対して、地方単独認定している保育所にも認可と同じ減免措置を適用できるよう財政支援をおねがいします
四、地方自治体が基準を設け、認定認証している保育所については、認可外と云う表現ではなく,「準認可保育所」というような表現ができるようにしてください
ラベル: 連絡会からのお知らせ