せんだい保育室連絡会からのお知らせ

2010/02/08

せんだい保育室懇談会報告

2月4日(木)、保育指導課と連絡会の懇談会が開かれた。

今回の主な議題は4つ、約2時間熱心な話合いが続いた。
議題は次のとおり
 1.NPO法人取得について
 2.後継者問題のその後について
 3.助成金申請書類について
 4.懇談会内容のその後の流れの明確化について
 5.その他

1については、せんだい保育室になった時の状態、個人なら個人のまま、法人に切り替えることはできない、といわれ、その不合理さを訴えてきたが、今回の話ではNPO法人取得に前向きな検討を期待できる感触をうけた。
後継者問題についても、可能なかぎり継承できる方向で考えていく、という回答をえることができた。

3の助成金申請書類については、派遣やパートで働く保護者が増える中で勤務証明書を出してもらう回数が多くなり、保護者にも、園にも負担になっていること、また、申請書類の提出締切り日についても(主に不足書類があった場合)色々難題あり、等々、各園それぞれの実情を交えて話し合った。
助成金を出すための事務手続きなどの関係上提出期限は厳守してほしいが、締め切りの日を周知徹底して、助成金をうけとることができないという事態にならないようにしたい、また、勤務証明書がなかなかもらえないなどと云う時のために、なんらかの方法がとれないか、保育指導課内部で話し合う時間が欲しい、という話であった。

4では、懇談会で話し合ってきたことが、保育指導課担当者が代わるたびにまた一からやり直すことになるのは困る、なんとか方法はないだろうか、という連絡会に対し、懇談会の前には内部で記録を確認していること、必要に応じて文章をだしたり、要綱要領をかえたりしていることなどをあげ、それに加えて懇談会のたびに回答書をかくのは負担が大きいという答えがあった。

以前は、連絡会の出席人数とほぼ同人数の保育指導課職員がずらりと並び、懇談会というより〝労使交渉〟の場、という感のあった懇談会。なかなか思いが伝わらず、あれもこれも無理、ダメ、ということのなんと多かったこと!でも、今回も含め、できること、あるいは保護者のためになることなら変えていこう、検討しよう、という保育指導課の姿勢が伝わってくるようになった。
仙台の保育を考えたとき、時に力のなさを実感する連絡会ではあるが、保育指導課との連携でよりよい保育現場をつくることができれば、と思っている。

なお、この場ではまだ発表できないという話だった「保育料の軽減」については、2月6日の新聞紙上(河北新報)に掲載されました。
せんだい保育室、家庭福祉員にこどもを預けている保護者のうち、世帯の所得が500~550万以下を対象とし、3才未満児の保育料に月15,000円の補助(同じ保育所に通う二人目以降は7500円)がでることになったということです。

所得割、という大きな目標には届きませんでしたが、約4割が対象となる見込みで、保護者の負担が少し軽くなります。自分のところは今回、残念ながら該当しないけれど「すこしずつ子育てにやさしい環境になるのかな、なるといいな」というひとりの母のことばが実現するといいな、と思います。

せんだい保育室連絡会 伊藤千恵子

ラベル: