せんだい保育室連絡会からのお知らせ

2006/05/23

仙台市長がせんだい保育室へやってきた!!

5月18日午前11時頃、梅原市長、荒井子供未来局長、子育て支援部長、保育課長等の一行が東勝山の共同保育所ちろりん村を訪れた。気持ちよく晴れた空の下、外遊びを楽しんでいたこどもたちは、スーツ姿のおじさん達の一行にびっくりしながらも口々に「こんにちは!」と声をかけ、市長も機嫌良く「こんにちは!」と答えてこどもたちの遊びを楽しそうに眺めていた。その後、保育室に入った市長は施設長からちろりん村のこだわりや施設内の説明を受けた。

市長のせんだい保育室訪問は、3/28梅原市長と仙台市保育室連絡会との意見交換会のときの約束が実現したもので、当日は連絡会のメンバーも保育の合間を縫ってちろりん村に集まった。

施設内の見学を終えた市長は連絡会のメンバーを前に、「では、この間の続きをしましょうか。」と始めてみんなを笑わせた後、山形を訪れた厚労大臣の話として、国として少子化対策が大分進んでいるようだとのべ、更に強力な対策を提言した旨話された。

連絡会の四釜代表は、・前回の意見交換会の折に連絡会から出された要望に対し市として何らかの検討をしてくれたのか、・前向きな話はないのかと質問したが、「・国の施策を待ってから、・財源の確保が先決」と言う2つに終始し、「約束したことは守るが、できるかどうかわからないことを軽々しく云うことはできない」と強調した。
最大の課題だった保育料の所得割り問題についてもノーコメントで次の視察先へと向かった。
ちろりん村施設長は「開園以来27年間、親と保育者が一緒になって子育てをしてきた。悩みを聞いたり、細かい対応や配慮を心がけたりと、自然な形で子育て支援を続けてきた。今は大きな認可園ができ“子育て支援”という別なジャンルのように扱われているが、本来小さな園で毎日が子育て支援というのがあるべき姿だと思っているので、ぜひ、せんだい保育室B型のような小規模園を大事にしてほしい」と語り、梅原市長は「昔、母がやっていた保育園にたたずまいもそっくりでなつかしさを感じる。せんだい保育室は勿論大切に考えている。」と答えた。

今回は何件かの視察の途中で時間もわずかしか取れない情況だったので、市長の意図が今ひとつわからず、せっかくの機会をお互い生かしきれなかったと思う。これで最後と言うのではなく、様々な違いのあるせんだい保育室を見学する機会や意見交換の場をこれからもつくり、市の保育行政に生かしていっていただきたいと強く思う。(市長と直接話し合う機会は一般市民にとって、とても貴重だと思う。)

なお、7月には恒例の保育課との懇談会があるが、実りある話し合いができるよう願っている。
事務局  伊藤

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