せんだい保育室連絡会からのお知らせ

2014/12/03

仙台市保育指導課との懇談会報告


            2014.11.19 13:30
               於 小田急ビル7階
参加 保育指導課、環境整備課
               せんだい保育室連絡会15園

今回は質問者を限定せず、自由に発言することとしたが、主な質問内容は次の通り

 1.小規模について
〔3才児の受け皿、連携施設、認可に申し込んで待機になってしまった場合には、元の園に戻ることが可能になるということについて〕
  ◎ 2才児でも待機になる可能性のある子も出ている状態
  ◎ 元の園に戻ることができるということで喜んでいる保護者がいるが受け入れる側では保育室や、職員の配置など問題点も多い。具体的には0才児の部屋を区切って1才児をいれる、ということも出てきてかわいそうだ。また、戻ってくる子が増えるようなことになったらどうすればいいのだろうか
  ◎ せんだい保育室から認可に移行の時、プラス4点というのは低いのではないか。逆転されないだけの点数がほしい。
  ◎ 区役所では、3歳以上でも小規模に残ることができる、という対応をしているようだが、保護者の間に安易に残れば良いという考え方が広がっては困る。認可保育園の申請の時には複数の園を書くよう指導してほしい。
  ◎ 3才以上児が低年齢の中にひとり残ることになると、保育の質の向上という目的に逆行するのではないか。幼稚園にはいるのもむずかしいし、認定こども園が増えても、入園の枠がかえって狭まったようだ。
  ◎ 保護者の中では、すでに3才児難民ということばも出ている。3歳以上児の受け皿がしっかりできないと安心できない。こどもにとって大きい子の集団に入った方が、育ちの上から大切だが、保護者の都合によってそれができなくなるというのはどうだろうか。
  ◎ せんだい保育室からの子育て支援の一環としての常設的な一時預かりのメニューを考えていくのはどうか。
  ◎ 保育士確保のため職員用宿舎借り上げ支援の家賃補助に手を挙げてほしい。
 

2. 管理者の要件、管理者設置加算について
  ◎ せんだい保育室の施設長は専任で、保育にはいっても可となっている が今後はどうか、急に職員が休んだりした時にも入ることができないということだろうか。
  ◎ 施設長は福祉施設等で2年以上勤務したものとあるが、研修はあるのか。専任とは。

3. 認可園について
  ◎ 認可園移行にあたって、今までせんだい保育室でみとめられていた代替の園庭(公園など)は認められるのか。また、建て替えの際、仮設の施設が必要になるが、費用が莫大で負担になっている、そのことについてどのように考えられるか。

4. その他
 
 

   実務についての質問が主だった今回の懇談会では、それぞれの考えている問題や、疑問に答えていただくことができ、大変有意義な時間となった。新しい制度が、保護者に安心して受け入れてもらうことができ、移行を順調に進めることができるよう、今後も率直な意見交換の場が大切ではないかという思いを深くした。
監査など、忙しい時間を割いて懇談の機会を作っていただいたことに心から感謝したい。

 

文責 伊藤

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